Windows 11でファイルを削除する際に、ゴミ箱を経由せずに直接削除する方法はいくつかあります。これは、完全に不要なファイルをすぐに削除したい場合に便利ですが、一度削除すると元に戻すのが非常に困難になるため、慎重に操作する必要があります。
主な方法は以下の2つです。
1. Shiftキーを押しながら削除する(一時的な直接削除)
これが最も一般的に使われる方法です。
- 削除したいファイルまたはフォルダーを選択します。
- キーボードの「Shift」キーを押しながら、「Delete」キーを押します。
- または、ファイルやフォルダーを右クリックし、「Shift」キーを押しながらコンテキストメニューの「削除」をクリックします。
- 「これらの項目を完全に削除しますか?」という確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。
この操作により、選択したファイルはゴミ箱に移動せず、直接削除されます。
注意点:
- この方法で削除したファイルは、通常の方法では復元できません。
- 外付けHDDやUSBメモリなどの外部ストレージから削除したファイルも、通常はゴミ箱を経由せずに直接削除されます。
2. ゴミ箱の設定を変更する(常に直接削除)
この設定を行うと、以降すべての削除操作でファイルがゴミ箱に移動せず、直接削除されるようになります。**誤って重要なファイルを削除してしまうリスクが高まるため、この設定は推奨されません。**もし設定する場合は、その危険性を十分に理解した上で自己責任で行ってください。
- デスクトップにある「ごみ箱」アイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「ごみ箱のプロパティ」ウィンドウが表示されます。
- 「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消去する(R)」にチェックを入れます。
- 複数のドライブがある場合、「ごみ箱の場所」欄で各ドライブを選択し、ドライブごとに設定できます。
- 「削除の確認メッセージを表示する(D)」にチェックを入れておくことを強く推奨します。 これにより、直接削除される前に確認メッセージが表示され、誤操作を防ぐことができます。
- 「適用」または「OK」をクリックして設定を保存します。
この設定が有効になっている間は、通常通り「Delete」キーを押したり、右クリックから「削除」を選んだりするだけで、ファイルはゴミ箱を経由せずに直接削除されます。
注意点:
- この設定は、一度有効にするとすべてのファイルに適用されます。
- 誤操作によるデータ損失のリスクが非常に高まります。
まとめ
- 一時的にゴミ箱を経由せずに削除したい場合: Shift + Delete キーが最も安全で一般的な方法です。
- 常にゴミ箱を経由せずに削除したい場合: ゴミ箱のプロパティで設定を変更できますが、データ損失のリスクが高まるため、あまり推奨されません。
どちらの方法を使うにしても、ファイルを直接削除する際は、本当に不要なファイルであることを十分に確認してから実行するようにしてください。
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