スマートフォンのユーザー辞書登録は、よく使う単語やフレーズ、記号などを登録しておくことで、文字入力を格段に効率化できる便利な機能です。
ユーザー辞書登録とは?
例えば、「よろしく」と入力するだけで「よろしくお願いします。」と変換されたり、メールアドレスや住所など、毎回入力するのが面倒な情報を短い読みで呼び出せるようになります。
登録方法(iPhoneの場合)
iPhoneの場合、主に以下の3つの方法でユーザー辞書に単語を登録できます。
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設定アプリから登録する:
- ホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「キーボード」をタップします。
- 「ユーザー辞書」をタップします。
- 右上の「+」ボタンをタップします。
- 「単語」の欄に登録したい言葉(例:「よろしくお願いします。」)を入力します。
- 「よみ」の欄に、その言葉を変換したい読み方(例:「よろしく」)を入力します。
- 右上の「保存」をタップして完了です。
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キーボードから直接登録する:
- メモアプリやメッセージアプリなど、文字を入力できる画面を開き、キーボードを表示させます。
- キーボード左下の「地球儀マーク」または「笑顔の絵文字」を長押しします。
- 「キーボード設定」をタップします。
- 「ユーザー辞書」をタップします。
- 以降は、設定アプリからの手順と同様に、右上の「+」ボタンから登録を行います。
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ブラウザ上のテキストから登録する:
- Webページなどで、登録したい単語やフレーズを見つけたら、その部分を長押しします。
- 単語登録したい範囲をドラッグして選択します。
- 表示されるメニューの中から「ユーザー辞書」をタップします。
- 「単語」に選択したテキストが自動で入力されるので、「よみ」を入力し、「保存」をタップして完了です。
登録方法(Androidの場合)
Androidの場合も、基本的な流れはiPhoneと同様ですが、機種やOSのバージョン、使用しているキーボードアプリによって設定画面の名称や階層が異なります。ここでは一般的なGboard(Google純正キーボード)を例に挙げます。
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設定アプリから登録する (Gboardの場合):
- ホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 「システム」または「一般管理」をタップします。(機種によって異なります)
- 「言語と入力」または「キーボードと入力方式」をタップします。
- 「画面キーボード」または「仮想キーボード」をタップします。
- 使用しているキーボードアプリ(Gboardなど)をタップします。
- 「単語リスト」または「辞書」をタップします。
- 「単語リスト」または「個人辞書」をタップし、言語(日本語)を選択します。
- 右上の「+」ボタン(または「新規登録」)をタップします。
- 「単語を入力します」の欄に登録したい言葉を入力します。
- 「オプションのショートカット」(または「よみ」)の欄に、その言葉を変換したい読み方を入力します。
- 「保存」または「登録」をタップして完了です。
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キーボードから直接登録する (Gboardの場合):
- 文字を入力できる画面を開き、キーボードを表示させます。
- 多くの場合、キーボードの歯車アイコン(設定)や、長押しで表示されるメニューの中に「単語リスト」や「ユーザー辞書」へのショートカットがあります。そこから上記の手順と同様に登録を進めます。
ユーザー辞書を活用する際のポイント
- 短い読みを登録する: 長い読みではなく、短く覚えやすい読みを登録することで、入力の手間を省けます。
- 複数の読みを登録する: 同じ単語に対して複数の読みを登録することも可能です。
- 定型文や顔文字も登録: 単語だけでなく、よく使う定型文、メールアドレス、住所、顔文字、特殊な記号なども登録できます。
- 定期的に見直す: 使わなくなった単語は削除するなど、定期的に辞書を整理することで、より快適に利用できます。
機種やキーボードアプリによって細かい手順は異なりますが、上記の一般的な方法を参考に、お使いのスマートフォンの設定を確認してみてください。
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