麻雀における「門前(メンゼン)」とは、自分の手牌の中で、他のプレイヤーの捨て牌を利用して「ポン」「チー」「大明槓(ダイミンカン)」といった鳴き行為を一切行っていない状態を指します。
配牌からツモってきた牌だけで手を進めている状態が門前です。
門前であることによって成立する役がいくつかあります。代表的なものとしては以下のような役があります。
- 立直(リーチ): 門前の状態で聴牌した場合に宣言できる役。
- 門前清自摸和(メンゼンチンツモホー、メンゼンツモ): 門前の状態で聴牌し、自分でツモって上がった場合に成立する役。
- 平和(ピンフ): 門前の状態で特定の条件を満たした時に成立する役。
- 一盃口(イーペーコー): 門前の状態で同じ種類の数牌で構成された2組の順子がある場合に成立する役。
これらの役は、一度でも鳴いてしまうと成立しなくなります。そのため、高い役を目指す場合や、リーチをかけて相手にプレッシャーをかけたい場合などには、門前で手を進めることが重要な戦略となります。
ただし、門前に固執しすぎると、なかなか聴牌できなかったり、他家の早いアガリに対応できなかったりする可能性もあります。状況に応じて、鳴きを有効活用することも麻雀の重要な要素です。
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