2025年4月14日月曜日

W 3 C スクールなどが出しているWeb 開発の 情報はapiと言えるのですか。

 いいえ、W3Cスクールなどが出しているWeb開発の情報は、一般的にはAPIとは言えません。

API(Application Programming Interface) は、ソフトウェアやアプリケーション間で情報をやり取りするための規約やインターフェースのことです。プログラムが他のプログラムの機能を利用したり、データを取得したりするために使われます。

一方、W3CスクールなどのWeb開発情報は、主に以下のようなものです。

  • HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術の仕様や文法: これらは、Webページの構造、スタイル、動的な振る舞いを記述するためのルールや言語です。
  • Web API(ブラウザAPIなど)の解説やドキュメント: 例えば、JavaScriptからブラウザの機能(DOM操作、HTTPリクエスト、Geolocationなど)を利用するためのAPIに関する情報です。
  • Web開発のチュートリアルや学習教材: Webサイトの作り方、特定の技術の使い方などを解説するものです。

違いをまとめると:

  • APIは「プログラム同士が通信するための仕組み」 です。例えば、あなたのWebサイトからGoogle Mapsの機能を利用するために、Google Maps APIを使うといった具合です。
  • W3Cスクールなどの情報は「人間がWeb開発を学ぶための情報」 です。Web技術の知識や、Web APIの使い方を理解するために参照します。

ただし、W3Cスクールなどが提供している情報の中には、Web APIそのものの仕様やドキュメントも含まれています。例えば、Fetch APIやCanvas APIなどの解説は、まさにAPIに関する情報です。この場合、その解説されている対象(Fetch APIなど)はAPIと言えますが、W3Cスクールが出しているその解説自体は、APIを利用するための情報源となります。

例えるなら:

  • APIは、レストランの「メニュー」 のようなものです。どんな料理(機能)があって、どう注文(リクエスト)すれば良いか、どんなものが提供されるか(レスポンス)が書かれています。
  • W3Cスクールなどの情報は、レストランの「料理本」 のようなものです。料理の作り方(Web技術の使い方)、材料(API)の説明などが書かれています。

したがって、W3Cスクールなどが提供するWeb開発の情報は、APIそのものではなく、Web開発に必要な知識や、Web APIの使い方を学ぶための情報源と理解するのが適切です。

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