2025年5月8日木曜日

ワードで 特定の文字だけを全部対象に、一発で色、太字、斜体、サイズなどの変更を行うには

 特定の文字だけを全部対象に、一発で赤色、太字、斜体、サイズ変更を行うには、Wordの**「検索と置換」機能**を使うのが最も効率的です。以下の手順で行います。

手順:

  1. 「検索と置換」ダイアログボックスを開く:

    • Wordを開き、編集したい文書を開きます。
    • リボンの「ホーム」タブにある「編集」グループの「置換」をクリックします。
    • または、キーボードショートカット Ctrl + H を押します。
  2. 検索する文字列を指定:

    • 「検索と置換」ダイアログボックスが表示されます。
    • 「検索」タブ(または「置換」タブが開いている場合はそのまま)の「検索する文字列」の欄に、書式を変更したい特定の文字を入力します。
  3. 検索する文字列の書式を設定 (重要):

    • 「検索する文字列」の入力欄の下にある「書式」ボタンをクリックします。
    • 表示されたメニューから「フォント」を選択します。
    • 「フォントの検索」ダイアログボックスが表示されます。
    • ここでは、現在その特定の文字に設定されている書式を指定します。もし書式が特に設定されていなければ、何も変更せずに「OK」をクリックします。
      • 例えば、特定のフォントで入力された文字だけを変更したい場合は、「フォント」でそのフォント名を選択します。
      • もし、特定の色や太さの文字だけを変更したい場合は、ここでその書式を指定します。
      • もし、文書内のその特定の文字すべてを対象にしたい場合は、このステップでは特に何も指定せずに「OK」をクリックします。
  4. 置換後の文字列と書式を設定:

    • 「置換」タブをクリックします。
    • 「置換後の文字列」の欄には、何も入力しないでください。特定の文字を別の文字に置き換えるのではなく、書式だけを変更したいので、この欄は空のままにします。
    • 「置換後の文字列」の入力欄の下にある「書式」ボタンをクリックします。
    • 表示されたメニューから「フォント」を選択します。
    • 「フォント」ダイアログボックスが表示されます。
    • ここで、変更したい書式を設定します。
      • 「フォントの色」で「赤」を選択します。
      • 「フォント スタイル」で「太字」を選択します。
      • 「フォント スタイル」で「斜体」を選択します。
      • 「サイズ」で希望するサイズを選択します。
    • すべての書式を設定したら、「OK」をクリックします。
    • 「置換後の文字列」の下に、設定した書式が表示されていることを確認します(例: 書式: フォントの色: 赤, 太字, 斜体, サイズ: 〇)。
  5. 一括置換を実行:

    • 「検索と置換」ダイアログボックスに戻り、「すべて置換」ボタンをクリックします。
    • Wordによって文書全体が検索され、指定した文字が見つかるたびに、設定した書式に置き換えられます。
    • 置換が完了すると、変更された箇所の数が表示されたメッセージボックスが表示されるので、「OK」をクリックします。
    • 「検索と置換」ダイアログボックスを「閉じる」で閉じます。

ポイント:

  • この方法では、「検索する文字列」で指定した文字そのものは変更されず、書式だけが変更されます
  • もし、特定の書式が既に適用されている文字だけを対象にしたい場合は、手順3でその書式を指定することが重要です。
  • 「すべて置換」を実行する前に、念のため文書のバックアップを取っておくと安心です。

この方法を使えば、文書内の特定の文字すべてに対して、赤色、太字、斜体、サイズ変更を一括で適用することができます。ぜひ試してみてください。

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