ヘマトクリット(HtまたはHct)についても解説しますね。
ヘマトクリットを一言で言うと、**「血液全体の中に、赤血球がどれくらいの割合(体積)で詰まっているか」**を示す数値です。
ヘモグロビンが「酸素を運ぶトラックの性能」なら、ヘマトクリットは**「道路を走るトラックの密度」**のようなイメージです。
1. ヘマトクリットの仕組み
血液は、液体成分(血漿:けっしょう)と細胞成分(赤血球、白血球、血小板)でできています。
ヘマトクリット値は、血液を遠心分離機にかけたときに、下に沈殿する赤血球の割合をパーセント(%)で表したものです。
数値が高い: 血液が濃く、ドロドロしている状態。
数値が低い: 血液が薄く、水っぽい状態(貧血など)。
2. 基準値の目安
性別によって筋肉量や生理の影響があるため、基準値が異なります。
| 性別 | 基準値の目安 (%) |
| 男性 | 40.0 ~ 50.0 % |
| 女性 | 34.0 ~ 45.0 % |
3. 数値からわかること
数値が低い場合(貧血の疑い)
赤血球の割合が少ないため、全身に酸素を運ぶ効率が悪くなっています。
原因: 鉄欠乏性貧血、出血、ビタミン不足など。
症状: 疲れやすい、立ちくらみ、息切れなど。
数値が高い場合(多血症・脱水の疑い)
赤血球が多すぎる、あるいは体内の水分が減って血液が濃縮されています。
原因: 脱水症状、喫煙、高血圧、ストレス、または骨髄の異常など。
注意点: 血液が固まりやすくなり、血栓(血の塊)ができやすくなるリスクがあります。
4. ヘモグロビンとの関係
健康診断では、**「赤血球数」「ヘモグロビン」「ヘマトクリット」**の3つをセットで見ることが非常に重要です。
これらを組み合わせることで、「赤血球一つひとつの大きさ」や「赤血球の中のヘモグロビンの濃度」を計算でき、**「どんな種類の貧血なのか」**を詳しく診断する手がかりになります。
[!TIP]
もしヘマトクリット値だけが低かったり高かったりする場合でも、一時的な脱水や体調が影響していることがあります。再検査や精密検査の指示がある場合は、内科を受診して詳しく調べてもらいましょう。
他にも検査結果で気になる項目(MCVやMCHなど)があれば、続けてお答えします。📋
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