ヘモグロビン(Hb)は、一言で言うと**「酸素を全身に運ぶトラック」**のような役割を持つ、赤血球の中に含まれるタンパク質のことです。
血液検査でこの数値を調べることで、体に十分な酸素が行き渡っているか、つまり貧血がないかどうかを確認できます。
1. ヘモグロビンの仕組み
ヘモグロビンは、鉄(ヘム)とタンパク質(グロビン)が結びついてできています。
鉄の磁石: ヘモグロビンに含まれる鉄分が、酸素とくっつく性質を持っています。
酸素のデリバリー: 肺で酸素を取り込み、血液の流れに乗って全身の細胞へ酸素を届けます。
赤色の正体: 血液が赤いのは、酸素と結びついたヘモグロビン(鉄分)の色によるものです。
2. 基準値と数値の意味
一般的な基準値(目安)は以下の通りですが、医療機関によって多少異なります。
| 性別 | 基準値の目安 (g/dL) |
| 男性 | 13.0 ~ 17.0 |
| 女性 | 12.0 ~ 15.0 |
数値が低い場合(貧血)
最も多い原因は**「鉄欠乏性貧血」**です。ヘモグロビンの材料である鉄が足りなくなると、酸素を運ぶ力が落ち、以下のような症状が出やすくなります。
疲れやすい、だるい
動悸や息切れ
立ちくらみ、顔色が悪い
数値が高い場合(多血症)
血液が濃くなりすぎている状態です。
喫煙、脱水症状、または高地に住んでいる場合などに数値が上がることがあります。
血液がドロドロになりやすいため、注意が必要です。
3. 健康診断の結果を見るポイント
ヘモグロビン数値と一緒に、以下の項目もチェックするとより詳しく状態がわかります。
赤血球数 (RBC): 酸素を運ぶ細胞そのものの数。
ヘマトクリット (Ht): 血液全体の中に赤血球が占める割合。
[!IMPORTANT]
「鉄分不足かな?」と思っても、自己判断でサプリメントを飲む前に、まずは医師に相談しましょう。他の病気が隠れている可能性もあります。
お手元の検査結果で、特に気になっている数値や症状はありますか?もしよろしければ、詳しい見方や対策についてもお話しできます。📋
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