AYA世代とは、**Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)**の頭文字をとった言葉で、一般的に15歳から39歳までの世代を指します。
この世代は、学業、就職、恋愛、結婚、出産など、様々なライフイベントが集中する時期であり、がんにかかる場合、治療による体の変化や将来への不安など、小児や成人とは異なる悩みを抱えることが少なくありません。
AYA世代のがんの特点
- 小児に好発するがんと成人に好発するがんがともに発症する可能性がある
- 肉腫など、AYA世代に多い特徴的ながんも存在する
- 30代の患者が多いが、各年代にわたるため、一人ひとりの患者さんのライフイベントや環境等に応じた診療とサポートが求められる
AYA世代のがんに関する情報
- 国立がん研究センター AYA世代のがんについて:https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/record/2005615/files/DA010363.pdf
- 中野区医師会 AYA世代のこと知っていますか:https://goryokai.com/files/libs/2354/202307011903108503.pdf
その他
- AYA世代のがんは、全がんの約5%を占め、毎年約2万人が発症すると推定されています。
- AYA世代のがんの治療法は、小児と成人の治療法の間に位置することが多く、治癒に向けた治療だけでなく、将来の生活の質も考慮した治療法が選択されます。
- AYA世代のがん患者向けの支援団体や相談窓口も増えており、患者同士の情報交換や、治療や日常生活に関する相談の場として役立てられています。
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