「丁々発止」は、仕事の会議や議論の場でよく使われる、とてもエネルギッシュな四字熟語です。まずは読み方と、本来の意味から分かりやすく解説しますね。
「丁々発止」の読み方と意味
読み方: ちょうちょうはっし
意味: 激しく議論を交わしたり、お互いに一歩も引かずにやり合ったりする様子。
もともとは、刀と刀が激しくぶつかり合う音を表した言葉です。「丁々」が刀で続けて打ち合う音、「発止」が激しくぶつかる音を意味しています。それが転じて、現代では「言葉の刃」を交わすような激しい議論や論戦に対して使われるようになりました。
💡 よくある勘違い
「意気投合して仲良く盛り上がっている」という意味で使われることがありますが、それは誤りです。あくまで**「意見が衝突し、激しく議論している」**というニュアンスが含まれます。
使い方・例文(5つのシチュエーション)
日常のビジネスシーンや日常会話で使える例文を5つご紹介します。
1. 会議での激しい議論
「新商品の企画会議では、若手とベテランが丁々発止の議論を繰り広げた。」
解説: お互いに遠慮することなく、良いものを作ろうと熱い意見をぶつけ合っている様子を表します。
2. ライバルとの意見のぶつかり合い
「彼とは昔からのライバルで、会えばいつも丁々発止の論戦が始まる。」
解説: 敵対しているというよりは、実力が伯仲(はくちゅう)している二人が、一歩も譲らずに意見を戦わせているポジティブな関係性にも使えます。
3. 交渉の場
「取引先との価格交渉は、お互いの譲れない条件がぶつかり合い、丁々発止のやり取りとなった。」
解説: ビジネスの厳しいタフな交渉で、お互いが戦略を出し合って渡り合っている緊迫したシーンです。
4. 夫婦や家族の口喧嘩
「テレビのチャンネル権を巡って、リビングでは毎晩のように丁々発止の掛け合いが行われている。」
解説: 少しユーモラスに、テンポの早い口喧嘩や言い合いを表現するときにも使えます。
5. 伝統芸能や芝居のセリフ回し
「あの二人の役者の丁々発止のセリフのやり取りは、観客をぐっと引き込む魅力がある。」
解説: 演劇や漫才、落語などで、息をもつかせぬテンポで言葉を交わし合う素晴らしい演技を褒めるときに使います。
よく一緒に使われる言葉(コロケーション)
「丁々発止」は単体よりも、後ろに特定の言葉を伴って使われることが多いです。セットで覚えておくと便利ですよ。
丁々発止の議論
丁々発止のやり取り
丁々発止と渡り合う(動作を表すとき)
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