「legacy」という英単語は、大きく分けて3つの意味で使われます。文脈によってニュアンスが異なりますので、整理して紹介します。
1. 「遺産」「後世への贈り物」
歴史的な影響や、先人が残した功績などを指す、最も一般的でポジティブな使い方です。
He left a legacy of peace and prosperity.
(彼は平和と繁栄という遺産を残した。)Her artistic legacy will live on for generations.
(彼女の芸術的遺産は、何世代にもわたって生き続けるだろう。)The Olympic Games left a lasting legacy to the city.
(オリンピック大会は、その都市に永続的な遺産を残した。)
2. 「(負の)遺産」「名残」
過去の出来事が原因となって、現在も残っている「問題」や「後遺症」を指す場合にも使われます。
The war left a legacy of bitterness and mistrust.
(戦争は、苦々しい感情と不信感という遺産[負の遺産]を残した。)The pollution is a legacy of the old factory.
(この汚染は、かつてあった工場の名残[負の遺産]だ。)
3. 「古いもの」「旧式の」
ITやビジネスの分野では、「古いシステムやハードウェア」を指す形容詞として頻繁に使われます。
We need to replace our legacy systems with modern software.
(古いシステムを最新のソフトウェアに置き換える必要がある。)This app is built on legacy code.
(このアプリは旧式のコードで構築されている。)
覚え方のヒント
「遺産(Inheritance/Heritage)」と同じような意味ですが、legacy は特に「過去の行いや決断が、現在に影響を与えているもの」というニュアンスが強いのが特徴です。
新聞記事の「洋式トイレ化 レガシーに」という見出しは、「トイレを洋式化することが、未来の世代にとっての『価値ある財産(遺産)』になる」というポジティブな意味(1番の使い方)で使われています。
日常会話で使える便利なフレーズ
leave a legacy(遺産を残す)
a lasting legacy(永続的な遺産)
build a legacy(遺産を築く)
新聞やニュースで「legacy」が出てきたら、「過去から受け継いだもの、または未来へ残す影響力」と読み替えると、文意がスムーズに理解できるはずです。
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