2026年8月24日月曜日

日本におけるトマトの生産量(収穫量)の都道府県トップ5

 日本におけるトマトの生産量(収穫量)の都道府県トップ5について、直近のデータ(農林水産省の統計や関連データ)をもとに解説します。


日本のトマト生産は、暖かい気候を活かした冬春栽培から、涼しい気候を活かした夏秋栽培まで、地域によってさまざまな工夫が凝らされています。

日本のトマト生産量トップ5(都道府県別)

直近の統計データ(2024年産など)に基づくおおよその順位と収穫量は以下の通りです。

順位都道府県収穫量(目安)全国シェア主な特徴・栽培の傾向
1位熊本県約132,600t約19.5%圧倒的な日本一。冬春トマトが中心で、温暖な気候と水に恵まれた農業王国。
2位北海道約59,300t約8.7%夏秋トマトの主力産地。広大な土地と涼しい気候を活かして栽培。
3位愛知県約44,500t約6.5%渥美半島などを中心に、ハウス栽培や先進的な農業技術(スマート農業など)が盛ん。
4位茨城県約41,000t約6.0%関東近郊の一大産地。年間を通じて安定した出荷を誇る。
5位千葉県(または岐阜県)約28,900t前後約4.2%首都圏に近い立地を活かした近郊農業が発達。

上位産地の詳細と特徴

1位:熊本県(圧倒的なシェアと冬春栽培の強み)

全国の約2割を占める、ぶっちぎりの日本一の産地です。

  • 強み: 八代市などを中心に、冬から春にかけての暖かい気候を活かしたハウス栽培(冬春トマト)が非常に盛んです。

  • 特徴: 10アールあたりの収量(単位面積あたりの収穫量)も全国トップクラスであり、高度な栽培技術と豊富な日照時間が高品質なトマトを育てています。

2位:北海道(広大な大地と夏の涼しさを活かした産地)

  • 強み: 本州が暑さでトマトの栽培が難しくなる夏場から秋口にかけて(夏秋トマト)、市場を支える重要な産地です。

  • 特徴: 平取町(びらとりまち)などが有名で、昼夜の寒暖差を活かした甘みとコクのあるトマトが多く生産されています。

3位:愛知県(先進的な技術が光る一大産地)

  • 強み: 渥美半島(田原市など)をはじめとする温暖な気候と、太平洋側の豊かな日照条件に恵まれています。

  • 特徴: 大規模な施設園芸や環境制御システム(ハウス内の温度・湿度・C02の自動管理など)いち早く導入するなど、効率的で先進的な生産体制が築かれています。

4位:茨城県(首都圏を支える安定した供給力)

  • 強み: 鉾田市など、関東平野の温暖で水はけの良い土壌を活かした農業が盛んです。

  • 特徴: 大消費地である東京に近い立地を活かし、スピーディーかつ安定した出荷を行っています。

5位:千葉県 / 岐阜県など(都市近郊および高原産地の特色)

  • 5位の顔ぶれは年によって千葉県や岐阜県などが競り合います。千葉県は茨城県と同様に首都圏近郊の利便性を活かした栽培、岐阜県(高山市など)は夏秋トマトの代表的な産地として知られています。

生産額について

野菜全体のなかでもトマトは単価が高く、上位の産地(特に熊本県や愛知県など)は産出額(生産額)の面でも常に全国トップクラスを維持しています。正確な年間トータルの「生産額」は農林水産省の「生産農業所得統計」などで毎年変動しますが、収穫量・出荷量にほぼ比例して、熊本県が金額ベースでも圧倒的な1位となっています。

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