高速道路の「上り(のぼり)」と「下り(くだり)」は、感覚や方角(北行き・南行きなど)で決まっているのではなく、法律や路線ごとに定められた「起点(きてん)」と「終点(しゅうてん)」によって機械的に決まっています。
大原則:上り・下りの定義
- 下り:
起点から終点に向かう方向 - 上り:
終点から起点に向かう方向(起点へ向かう方向)
つまり、すべての高速道路には「ここが始まり(起点)」という地点が法律で決まっており、「起点に向かうのが上り、起点から遠ざかるのが下り」となります。
これを踏まえて、ご質問にあがった具体的な路線がどうなっているのかを見てみます。
具体例の起点と上り・下り
1. 東名高速道路(東名)
- 起点:
東京IC - 終点:
小牧IC - 上り:
東京方面(起点に向かうため) - 下り:
名古屋・小牧方面(起点から離れるため) - ※東名や東北道など、首都圏と地方を結ぶ主要な路線は、基本的に「東京に向かう方向が上り」と覚えると分かりやすいです。
2. 名神高速道路
- 起点:
小牧IC(東名とつながる場所) - 終点:
西宮IC - 上り:
名古屋・小牧方面(起点に向かうため) - 下り:
京都・大阪・兵庫方面(起点から離れるため) - ※東名と名神はセットで計画されたため、東京から名古屋を経て西宮まで、東京ICがすべての起点のような流れになっています。そのため、名神は「名古屋(東京)に向かう方が上り」になります。
3. 東名阪自動車道
- 起点:
名古屋西JCT(または亀山ICなど、接続部により異なりますが基本は名古屋側) - 終点:
伊勢関IC(またはaddHandler等) - 上り:
名古屋方面 - 下り:
四日市・三重(津・伊勢)方面
4. 中央自動車道
- 起点:
高井戸IC(東京都) - 終点:
小牧JCT(愛知県) - 上り:
東京(高井戸)方面 - 下り:
山梨・長野・名古屋方面
運転中に「今どっちに向かっているか」を迷ったときの確認方法
標識等には「上り」「下り」と大きく書かれていないことも多いため、迷ったときは以下の2つを確認すると確実です。
- インターチェンジ(IC)の番号
- 起点側から順番に「1、2、3……」と若い番号が振られています。
- 数字が小さくなっている方向が「上り」です。
- キロポスト(路肩にある小さな緑色の看板)
- 起点からの距離(〇km地点)を示しています。
- 数字が減っている方向が「上り」です。
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