WLTCモードとは、自動車の燃費や排出ガスを測定するための国際的な試験方法(基準)のことです。
正式名称は「Worldwide Harmonized Light vehicles Test Cycle(世界統一軽自動車試験サイクル)」の略称です。
従来の測定方法(JC08モードなど)に比べて、より実際の走行状況に近い数値が出るように設計されており、日本国内でも新型車を中心に公式なカタログ燃費として採用されています。
主な特徴と仕組み
WLTCモードでは、以下の3つの走行モード(シチュエーション)ごとの燃費がそれぞれ測定・表示されるのが大きな特徴です。
市街地モード
信号や渋滞などによる発進・停止を頻繁に繰り返す、低速な走行を想定。
郊外モード
信号や渋滞の影響をあまり受けない、比較的スムーズな走行を想定。
高速道路モード
高速道路などでの走行を想定(※最高速度約97km/h程度を含む)。
また、これら3つのモードを平均的な時間配分で組み合わせて算出した「WLTCモード(総合)」の数値もあわせて公表されます。
従来のモード(JC08モードなど)との違い
実燃費との乖離が少ない
従来のJC08モードなどは、実際の走行環境よりも「良すぎる数値(いわゆるカタログ値と実燃費の大きな差)」が出やすいという課題がありました。WLTCモードでは、冷えた状態からのエンジン始動(暖機運転の反映)や、よりリアルな加速・減速パターンを取り入れることで、実際の燃料消費に近い数値となっています。
自分の使い方に合わせた比較がしやすい
「普段の移動は近所の買い物や街乗りが中心」「通勤で高速道路をよく使う」など、自分のライフスタイル(使用環境)に最も近いモードの数値を確認することで、車選びの際のより確実な目安にすることができます。
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