英語の動詞 make は、基本動詞の中でも特に使い道が広く、日常会話からビジネスまで多方面で活躍します。make の本質は一言で言うと「何かを作り出す・生み出す、あるいは(状況・人)を〜の状態にする」というエネルギーの働きです。
主要な使い方を、5つのパターンに分類して具体的に解説します。
1. 「物理的なもの・形あるもの」を作り出す(基本義)
もっとも直感的な使い方で、料理、工作、書類など、ゼロから何かを作り上げる場合に使います。
- 例文 1: She made a delicious chocolate cake for my birthday.
- 日本語訳: 彼女は私の誕生日に美味しいチョコレートケーキを作ってくれた。
- 解説: 食材を組み合わせて料理や飲み物を作るときに使います。
- 例文 2: My father made this wooden shelf by hand.
- 日本語訳: 私の父はこの木製の棚を手作りした。
- 解説: 木材や材料などから形あるものをクラフト・製作する際にも使われます。
2. 「形のないもの・状況」を作り出す(抽象的な生産・発生)
物理的な形がない「時間、計画、ルール、音、お金」などを生み出す場合にも make が使われます。
- 例文 3: We need to make a plan for our trip.
- 日本語訳: 私たちは旅行の計画を立てる必要があります。
- 解説: 計画(plan)、決定(decision)、選択(choice)など、頭の中にあるものを形にする際によく使われます(※ do plan ではなく make plan です)。
- 例文 4: Please don't make so much noise; the baby is sleeping.
- 日本語訳: そんなに大きな音を立てないでください。赤ちゃんが寝ていますから。
- 解説: 音(noise)や失敗(mistake)、トラブルなどを「発生させる・引き起こす」という意味合いです。
- 例文 5: Working hard can make a lot of money.
- 日本語訳: 一生懸命働くことで、たくさんのお金を稼ぐことができる。
- 解説: 利益や収入(money, profit)を生み出すという意味でも使われます。
3. 使役動詞:「〜させる」
人やモノに「強制・促し・自然な結果として〜させる」という意味の文法的な使い方です。「make + 目的語 + 動詞の原形」または「形容詞」の形で使います。
- 例文 6: My boss made me work overtime yesterday.
- 日本語訳: 上司は昨日、私に強制的に残業をさせた。
- 解説: 相手の意志に関わらず「〜させられる(強制)」というニュアンスが強くなります。
- 例文 7: Sad movies always make me cry.
- 日本語訳: 悲しい映画を見ると、いつも泣いてしまう(泣かせられる)。
- 解説: 「映画を見た結果として、自然とそういう状態にさせられる」という無生物主語の用法です。
4. 「人や状態」を〜にする(C:補語を取るパターン)
「make + 目的語 + 形容詞/名詞」の形で、「人やものを特定の状態に変える」「役職につける」という意味を表します。
- 例文 8: This warm soup will make you feel better.
- 日本語訳: この温かいスープを飲めば、気分が良くなるよ(元気が出るよ)。
- 解説: スープが「あなたを『気分が良い状態(better)』にする」という構造です。
- 例文 9: They made him the captain of the team.
- 日本語訳: 彼らは彼をチームのキャプテンに選んだ(就任させた)。
- 解説: 名詞を置いて「〜を…にする(役職や地位など)」と表現できます。
5. その他の重要な決まり文句(イディオム・移動など)
動詞 make は、特定の単語と結びついて独特の意味を持つ熟語や、移動・到着に関する表現にも使われます。
- 例文 10: I made it to the station just in time for the train.
- 日本語訳: 電車に間に合うように、なんとか駅にたどり着いた(間に合った)。
- 解説: make it で「(予定の時間や場所に)間に合う」「やり遂げる・成功する」という意味の超重要表現です。
- 例文 11: Let's make up after the small argument.
- 日本語訳: ささいな口論のあとは、仲直りしよう。
- 解説: make up で「仲直りする」「(化粧などを)する」「でっち上げる」など多様な意味を持ちます。
💡 まとめmake の根底にあるのは**「何かを形づくる(産み出す・変化させる)」**というアプローチです。名詞とセットの「Make a ○○(計画を立てる、電話をする、間違いをするなど)」の形を含めると表現の幅がグッと広がります。
この中で、さらに掘り下げたい特定のフレーズや使い方などはありますか?
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