結論から申し上げますと、「本当(事実)」です。地球の赤道上にいる人は、地球の自転によって秒速約464メートル(時速に換算すると約1,670キロメートル)という猛スピードで宇宙空間を移動しています。
なぜこれほど速いのか、具体的な計算方法や理由を分かりやすく解説します。
1. どのように計算するのか?(具体的な数字)
計算はとてもシンプルで、中学数学の「円周の長さ」と「速さの計算」で導き出すことができます。
- ① 赤道の距離(道のり)地球の赤道半径は約6,378 kmです。ここから赤道の円周(1周の距離)を求めます。
- $6,378 \text{ km} \times 2 \times 3.14159 \fallingdotseq 40,075 \text{ km}$(約4万キロメートル)
- ② 自転にかかる時間(時間)地球が1回自転するのにかかる時間は約24時間です。秒に直すと、
$24 \text{時間} \times 60 \text{分} \times 60 \text{秒} = 86,400 \text{秒}$ です。 - ③ 速さの計算「道のり ÷ 時間」で秒速を計算します。
- $40,075,000 \text{ m} \div 86,400 \text{秒} \fallingdotseq$ 約463.8メートル毎秒(秒速約464m)
時速に直すと 約1,670 km/h になり、これは音速(約1,225 km/h)よりも速く、ジェット旅客機の約1.5倍に相当するスピードです。
2. なぜ私たちはそのスピードを感じないのか?
「そんなに猛スピードで動いているなら、ものすごい風を受けたり、吹っ飛ばされたりするのでは?」と思われるかもしれませんが、私たちがそれを全く感じないのには理由があります。
- 等速で動いているから新幹線や飛行機に乗っているとき、スピードが安定している(=等速で進んでいる)と、外の景色を見ない限り動いていることを忘れてしまうのと同じ現象です。地球は一定のスピードでスムーズに回っているため、私たちも空気も地球と一緒に同じスピードで移動しており、摩擦や風圧を急激に感じることはありません。
- まわりのものすべてが一緒に動いているから空気(大気)や海、建物や地面も含めて地球全体が一緒に回転しているため、自分だけが取り残されるような感覚が起きないのです。
3. 日本(三重県など)にいる場合はどうなる?
地球は球体であるため、赤道から北や南へ離れる(緯度が上がる)ほど、1回転する円の半径が小さくなります。そのため、自転のスピードも遅くなります。
- 赤道上:秒速約 464 m(時速約1,670 km)
- 日本付近(北緯35度前後:三重県や東京など):秒速約 380 m(時速約1,360 km)
- 北極点・南極点:秒速 0 m(その場でクルッと回るだけ)
私たちが普段暮らしている日本国内であっても、音速を超えるようなすさまじいスピードで地球とともに宇宙を旅しているというのは、科学的な事実です。
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