害獣(がいじゅう)とは、人間の生活環境や農林水産業、生態系などに直接・間接的な被害を及ぼす野生動物のことを指します。
生物学上の特定分類ではなく、「人間の立場から見て害があるかどうか」という観点から便宜上分けられている言葉です。
主な被害の種類
- 農林水産業への被害:作物や果樹を食べ荒らす、樹皮をはがして樹木を枯らす、漁業の獲物を横取りするなど
- 生活環境・住宅への被害:家屋屋根裏への侵入・糞尿汚れ、電気配線のかじり取り(火災の原因)、騒音など
- 人的・健康被害:人間やペットへの攻撃・傷、害虫(ダニ・ノミ等)や致死的な病原菌(人獣共通感染症)の媒介
- 生態系への被害:外来種などが定着し、在来の固有種や自然環境を圧迫・破壊する
代表的な害獣の例
| 分類 | 代表例 | 主な被害内容 |
| 中・大型哺乳類 | イノシシ、シカ、クマ | 農作物の食害、人体への直接的な攻撃・負傷 |
| 小・中型哺乳類 | ハクビシン、アライグマ、タヌキ、イタチ、ネズミ | 家屋屋根裏侵入、糞尿による腐敗、住居被害、衛生問題 |
| 外来種・その他 | ヌートリア、タイワンザルなど | 在来種の生息環境破壊、水耕作物・土台の破壊 |
対策と注意点
- 捕獲の法律制限野生動物は「鳥獣保護管理法」により保護されており、原則として無許可での捕獲・駆除・傷つける行為は禁止されています。
- 防除対策
- エサとなる生ゴミや落果を放置しない
- 家屋の隙間(通気口や屋根の合わせ目など)を遮断する
- 忌避剤や超音波、柵(電気柵など)を設置して近づかせない
- 自治体や専門業者への相談大きな被害や家屋侵入が確認された場合は、お住まいの自治体(鳥獣被害担当窓口)や専門の害駆除業者へ相談するのが確実です。
📋 この回答をコピー
0 件のコメント:
コメントを投稿