2026年10月12日月曜日

害獣(がいじゅう)とは

 害獣(がいじゅう)とは、人間の生活環境や農林水産業、生態系などに直接・間接的な被害を及ぼす野生動物のことを指します。


生物学上の特定分類ではなく、「人間の立場から見て害があるかどうか」という観点から便宜上分けられている言葉です。

主な被害の種類

  • 農林水産業への被害:作物や果樹を食べ荒らす、樹皮をはがして樹木を枯らす、漁業の獲物を横取りするなど

  • 生活環境・住宅への被害:家屋屋根裏への侵入・糞尿汚れ、電気配線のかじり取り(火災の原因)、騒音など

  • 人的・健康被害:人間やペットへの攻撃・傷、害虫(ダニ・ノミ等)や致死的な病原菌(人獣共通感染症)の媒介

  • 生態系への被害:外来種などが定着し、在来の固有種や自然環境を圧迫・破壊する

代表的な害獣の例

分類代表例主な被害内容
中・大型哺乳類イノシシ、シカ、クマ農作物の食害、人体への直接的な攻撃・負傷
小・中型哺乳類ハクビシン、アライグマ、タヌキ、イタチ、ネズミ家屋屋根裏侵入、糞尿による腐敗、住居被害、衛生問題
外来種・その他ヌートリア、タイワンザルなど在来種の生息環境破壊、水耕作物・土台の破壊

対策と注意点

  1. 捕獲の法律制限
    野生動物は「鳥獣保護管理法」により保護されており、原則として無許可での捕獲・駆除・傷つける行為は禁止されています。

  2. 防除対策

    • エサとなる生ゴミや落果を放置しない

    • 家屋の隙間(通気口や屋根の合わせ目など)を遮断する

    • 忌避剤や超音波、柵(電気柵など)を設置して近づかせない

  3. 自治体や専門業者への相談
    大きな被害や家屋侵入が確認された場合は、お住まいの自治体(鳥獣被害担当窓口)や専門の害駆除業者へ相談するのが確実です。

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