「代謝(たいしゃ)」とは、生物が生命を維持するために行っている、「体の中での物質の化学変化のすべてのプロセス」のことです。
私たちが食事から栄養を摂り、それをエネルギーに変えて活動したり、古い細胞を新しいものに作り替えたりする一連の仕組み全体を指します。
代謝の2つの大きな働き
体内で行われる代謝は、大きく分けて次の2つの方向性(プロセス)に分かれています。
- 同化(どうか / 物質の合成)
- 食べた栄養素をもとに、筋肉や骨、ホルモンなど、体に必要なものを作り出す働きです(エネルギーを使って体を大きくしたり維持したりします)。
- 異化(いか / 物質の分解)
- 栄養素や体内の物質を細かく分解して、生きていくためのエネルギーを取り出す働きです(物質を分解してエネルギーを生み出します)。
この「作る(同化)」と「分解する(異化)」のバランスが取れていることで、健康な状態が保たれています。
日常生活でよく耳にする「代謝」の種類
私たちが普段の会話で使うときは、主に次の2つの意味で使われることが多いです。
- 基礎代謝(きそたいしゃ)
- 運動をせず、じっと横になって寝ている状態(安静時)でも、呼吸や心臓の拍動、体温維持などで生命を維持するために無意識に消費される最低限のエネルギー量のことです。
- 新陳代謝(しんちんたいしゃ)
- 古くなった細胞や皮膚、髪などが、新しいものに次々と生まれ変わる現象のことです(例:お肌のターンオーバーなど)。
代謝は、いわば「生命活動のエンジン」のようなものです。年齢や筋肉量、食事、運動習慣などによって日々変化し、健康やダイエット、体調管理のキーワードとしてとても大切な仕組みとなっています。
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