2026年10月18日日曜日

「追補(ついほ)」とは

 「追補(ついほ)」とは、すでに出版された本や論文、契約書、書類などの内容に、あとから不足している点や新しく分かった事実、変更点などを書き加えて補うこと、またはその補足した文章・資料そのものを指します。


大きく分けて、①出版物・文書の補足と、②法律・契約・規格などの改定時の追加という2つの文脈でよく使われます。

1. 主な使い方と例文

① 文書や報告書などの「あとがき的な補足」として

すでにある文章に、後から情報を付け足す場合に使います。

  • 例文: 「報告書の結びとして、追補の章を設けて最新の調査データを掲載しました。」

  • 例文: 「説明書だけでは分かりにくい部分があったため、補足として追補を添付いたします。」

② 出版物(本や辞書など)の「あとからの付け足し」として

本を出版した後に間違いが見つかったり、新しい情報が出てきたりしたときに、別紙や巻末として追加する場合です。

  • 例文: 「辞書の改訂作業が間に合わなかったため、今回は追補版として別冊を発行する。」

  • 例文: 「教科書の巻末にある追補を見て、最新の数式を確認してください。」

③ 規格や規程の「改定・追加」として(JIS規格などでよく使われます)

工業規格や公的なルールなどで、既存の規格に内容を追加・改正するときに「追補(Amendment)」という言葉が使われます。

  • 例文: 「今回の規格改正に伴い、既存の基準書に対する追補が発行された。」

2. よく似た言葉との違い

  • 追記(ついき): すでに書いてある文章のすぐ後や余白などに、文字や文を書き足すこと。短いメモや補足をさっと書き加えるニュアンスがあります。

  • 追加(ついか): 物や量、内容などを新しく増やすこと(例:追加の注文、予算の追加)。書類だけでなく、幅広いものに使われます。

  • 訂正(ていせい): 間違っているところを直すこと。(※追補は「間違い直し」というよりは「足りない情報を補う」という意味合いが強くなります)。

ひとことで言うと、「あとから情報を付け足して補う(補足する)」という意味で使えば自然に伝わります。

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