揺籃(ようらん)とは、もともと「ゆりかご(赤ちゃんを乗せて揺らすかご状の寝具)」を指す言葉です。漢字の通り、「揺れる(よう)+ 竹かご(らん)」という意味で成り立っています。
現代では本来の意味に加えて、比喩的に「物事の始まり・初期段階」という意味で使われることが一般的です。
1. 主な意味
- ゆりかご(揺り籠)
- 赤ん坊を入れて揺らし、寝かしつけるための寝具・かご。
- 幼少期・物事の初期(比喩表現)
- 物事が生まれ、育ち始める段階や、その誕生・発展の拠点となる場所。
2. よく使われる表現・例文
日常会話というよりは、歴史、文化、ニュース、論文、小説などの文章表現としてよく登場します。
① 揺籃期(ようらんき)
物事が発生して間もない初期の段階・時代のこと。
- 例文:
「映画産業の揺籃期には、さまざまな試行錯誤が行われた。」 - 例文:
「AI技術はまだ揺籃期にあり、今後の発展が期待されている。」
② 揺籃の地(ようらんのち)
ある文化や事業、人物などが生まれ、成長した発祥の地・育ての地のこと。
- 例文:
「この港町は、近代日本造船業の揺籃の地として知られている。」 - 例文:
「古代メソポタミアは、都市文明の揺籃の地(文明のゆりかご)と呼ばれる。」
まとめ
- 読み方:ようらん(または「ゆりかご」と読む場合もあります)
- 単語として使う際:「初期段階」と言い換えたい場面で「揺籃期」や「揺籃の地」という複合語として使うと、文章が格調高く表現できます。
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