英語の再帰代名詞

 英語の再帰代名詞（Reflexive Pronouns）は、文中の主語が自分自身を指す場合に使われる代名詞です。この記事では、再帰代名詞の種類、使い方、注意点などを詳しく解説します。

1. 再帰代名詞の種類

再帰代名詞は、人称代名詞に対応して形が変わります。

人称	単数形	複数形
1人称	myself	ourselves
2人称	yourself	yourselves
3人称男性	himself	themselves
3人称女性	herself	themselves
3人称中性	itself	themselves

2. 再帰代名詞の使い方

再帰代名詞は、主に以下の2つの用法で使われます。

• 再帰用法: 主語が行った行為が、再び主語自身に戻ってくることを示す場合に使われます。
  • 例: I cut myself while shaving. (私は髭剃り中に手を切った。)
  • この例では、主語 "I" (私) が行った "cut" (切る) という行為が、再び主語 "myself" (私自身) に戻ってきています。
• 強調用法: 名詞や代名詞を強調するために使われます。
  • 例: He built the house himself. (彼は自分でその家を建てた。)
  • この例では、"himself" (彼自身) を加えることで、彼が他の誰かの助けを借りずに自分で家を建てたことを強調しています。

3. 再帰代名詞を使う際の注意点

• 自動詞との組み合わせ: 再帰代名詞は、自動詞と組み合わせて使うことはできません。
  • 誤: I slept myself.
  • 正: I slept.
• 前置詞との組み合わせ: 前置詞の目的語として再帰代名詞を使うことができます。
  • 例: She talked to herself. (彼女は独り言を言った。)
• 慣用表現: 再帰代名詞を含む慣用表現がいくつか存在します。
  • 例: enjoy oneself (楽しむ), help oneself (自由に取る)

4. 再帰代名詞の練習問題

以下の文の空欄に適切な再帰代名詞を入れてください。

1. She looked at ______ in the mirror.
2. We painted the house ______.
3. He introduced ______ to the guests.

解答

1. herself
2. ourselves
3. himself

この記事が、英語の再帰代名詞についての理解を深めるのに役立つことを願っています。